こんにちは。相続セミナー講師の金高多恵子です。
さて、どうして「相続」という制度があるのでしょうか❓
それには、下記のような理由があります。
❤ 残された家族（相続人）の生活を保障する
日本の社会では、自分の生活保障は自分で行わなければなりません。
家族（配偶者、子、親）など、亡くなった方が生前に扶養していた人たちの生活を成り立たせていくために、財産の承継を認めているのです。
❤ 亡くなられた方（被相続人）の取引の安全
人の死亡という事によって、その亡くなられた方が当事者として契約した「売買」や「賃貸」などの契約が消滅してしまうと、社会経済が円滑に機能しなくなってしまいます。そのため、相続人がその契約上の地位を「そのまま承継する」必要があるからです。
❤ 相続人となる家族の潜在的持分の表現
家庭では、家族がともに支えあって生活しています。財産も、配偶者や子、親らがお互いに支えあって築き上げてきたものです。
したがって、家族は被相続人（亡くなられた方）の名義の資産に対して、一定の持分を有すると考えられるからです。
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